2017年10月18日水曜日

僕だけがいない街のレビュー(感想)



























僕だけがいない街がニコカド祭りで1780円だったので買って読んでみたのでレビューします。

僕はつまらなかったらつまらないとちゃんと言うので安心して下さい(笑)


『僕だけがいない街』はカドカワのヤングエースで連載されていた作品で大ヒットし映画化やアニメ化もされ知っている方も多いと思います。


ストーリーは冴えない漫画家の主人公が時間を巻き戻せる能力で18年前の過去にタイムリープして、連続殺人犯に殺されてしまう予定の女の子を救ったり犯人を捕まえると言った話です。SF+サスペンスもの。バックトゥーザフューチャー的な感じと言ったら話は早いですね。

厳密には現在では母親殺しの犯人として警察に追われる話、過去では連続殺人犯から被害者を守り抜き歴史を変えようというという話を交互にやっていく感じなんですけど



まず1巻は主人公が暗すぎて魅力を感じなく面白くありません(笑)読むの止めようかと思いました。それでも殺人の容疑をかけられた主人公と追う警察と一応エンタメはやってますけど


しかし小学生時代の過去に戻ってからの2巻~5巻は売れた漫画だけあって、続きが気になるサスペンス部分と主人公が子供に戻ったことで親や友達の優しさに気付いていき変化していくといった感動出来る部分が増えていきかなり面白かったです。


どんどん主人公達に近づいてくる連続殺人犯、警察に追われる主人公、ボーイミーツガールなどちゃんと盛り上がる展開をこれでもかといれて立派にエンターテイメントやってて素晴らしい


また雪の描写が美しくて幻想的な絵作りは最高です

こういうノスタルジーな子供の頃の冒険を演出出来る作者の手腕には脱帽です

懐かしい小学校の感じを大人がよくここまで表現出来たなと



ここまでは70~80点付けてもよい出来でした


しかし5巻の最後で犯人に気付いた辺り=6~7巻からは話があまり進まなくて引き伸ばしに入ります。
アニメ化とか決まったり売れていたのでカドカワが終わらせたくなかったのでしょう。どうでもいい回想と独白で1巻が終わったりしてちょっと評価が下がりますね


ただ8巻では無難に全てに終止符を打って主人公も人と積極的に関われる存在に変化して立派に大団円となり読後感は良かったです


8巻とコンパクトに物語をまとめたのはやはり評価出来ますね。もうちょっと犯人は捻って良かったとも思いますけど。

65点と言った感じでしょうか。


ただ意外と漫画ではこのジャンル(SF+サスペンス)のヒット作って中々なく珍しい感じなので漫喫などでもいいので1回は抑えておきたい作品です


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